頭痛

頭痛の意外なメカニズムと対処法のヒント

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つらい頭痛…薬に頼って諦めていませんか?

誰も知らない?!頭痛とアゴの意外な関係

「痛み」は神経の伝導異常

背骨コンディショニングでは神経の出処の背骨が歪むこと、歪んだ骨から伸びる神経が牽引されて痛みが出ることが根本的な原因だと考えています。

それでは頭痛に関係する神経にはどんなものがあるのでしょうか?

後頭部から首の痛みは…

後頭神経

大後頭神経・小後頭神経
紫:大後頭神経。青:小後頭神経。どちらも頸神経、すなわち頚椎がその出処となっている。

僧帽筋

僧帽筋
いわゆる肩こり・首こりを感じる部位にある筋肉

後頭部には下から上に向かって大・小後頭神経が分布しています。また背中から首に繋がる大きな僧帽筋がありますが、その僧帽筋を支配するのは副神経と言います。

副神経

副神経
第Ⅺ脳神経。胸鎖乳突筋と僧帽筋を支配する純運動神経。核領域は延髄からC4付近まで広がっている。

こめかみや目の奥が痛む片頭痛は…

後頭部からこめかみや目の奥の痛みまで・・・これらの神経と関連ある骨や筋肉を考えてみると…

咀嚼筋

咀嚼筋
側頭部を広く覆うのが側頭筋、アゴ付近に見えるのが咬筋。いずれも三叉神経のうちの下顎神経の支配を受ける。

蝶形骨

顎関節

頭の横を大きく覆うのは側頭筋や咬筋などの咀嚼筋で、噛み締めのキツさとこれらの収縮との関連、そしてそれらが覆う蝶形骨・側頭骨の歪みにより、頭蓋骨を覆う骨膜に分布する神経の異常が起こる可能性が考えられます。

三叉神経

三叉神経
顔の皮膚への知覚線維と咀嚼筋などへの運動線維の両方を含み、その神経核は脳幹に広く分布している。 三叉に分かれ、上の眼神経は涙腺神経・前頭神経・鼻毛様体神経に分かれる。中の上顎神経は頬骨神経・眼窩下神経に分かれる。下の下顎神経は咀嚼筋や歯の知覚神経の線維となる。

また咀嚼筋や目の奥の知覚を支配するのは三叉神経です。三叉神経は蝶形骨の手前で三叉に分かれて分布してゆくこと、前述の副神経と出処の神経核が近いことから、噛み締めのキツさと蝶形骨の歪み、頚椎の歪み、頭痛や首のハリ・コリが密接に関わっていると考えています。(詳しくは動画の説明を参照。)

一般的に言われる頭痛の原因

「血管」の収縮・拡張と痛みを関連づけて説明されるのが一般的です。『Newton 別冊 体と病気の科学知識』によると

緊張型頭痛

「日本人の22%が悩まされ…いつのまにか痛みはじめ、はちまきで頭をしめつけられたような痛みや、後頭部の痛みが長くつづくのが特徴…頭部の筋肉の緊張によって痛みが起こる」と記述されています。筋の緊張はストレス・姿勢の悪さ・枕・目の疲れなどいくつか原因が挙げられ、ストレッチ、マッサージ、入浴など、温めて血流をよくすると痛みが和らぐと言われます。

片頭痛

同じく前述の『Newton 別冊』によると、日本人の8%が悩まされ、30代女性に多く、ズキンズキンと拍動性の痛みが特徴で「体を動かしたり、風呂に入ったりすると症状が悪化するので…静かな暗い部屋で安静にしていることがすすめられている…血管が異常に広がって血管周囲に炎症が起きる」ために冷やす方が効果的と一般的に言われます。

骨の歪みと神経の伝導異常を改善することで実際に頭痛が軽くなる!

しかしメカニズムには不明な点も多く、血管の収縮・拡張と神経の伝導異常は深く関わります。何より、はっきり言えることは背骨の歪み・頭蓋骨の歪み・顎関節の調整、そして神経の伝導を改善することで実際に頭痛は軽くなっている、と言うことです。

ただ、収縮している神経が急激に緩むこと→急激な変化、で逆に症状がキツくなると感じることが一時的にあります。少しずつ様子を見ながら、現在の身体に合わせた体操を選んで行うことが大切です。

中にはもちろん危険な頭痛も・・・

そうは言いつつ、急激に痛みが襲ってくる場合はくも膜下出血や脳出血の可能性もありますし、外傷から数週間〜1ヶ月後に痛みがやってくる硬膜下血腫、慢性痛だと思っていたら脳腫瘍が、、、と言うケースももちろんあります。

どんな時もまずはメディカルチェックを忘れずに行いましょう。

詳しくやり方を知りたい場合はお近くのスタジオへ!

説明や動画を見ても、いまいちやり方が分からない、正しいかどうか自信がない、自分の症状に合っているかどうか分からない、ということもありますよね?

そんな時は迷わずお近くの背骨コンディショニングスタジオへお問い合わせください!ライセンスを持ったインストラクターから、今の身体と症状に合わせた体操を丁寧に習うことができます!

 

 

 

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