by 藤井聖司
あなたの股関節はハマっているか?!
股関節を変形から守る方法
年齢と共に股関節が痛み、動きが悪くなると必ず言われるのが
「変形性股関節症」
現代医学では、
臼蓋形成不全(骨盤側の受け皿・ソケットにあたる部分が生まれつき小さい)と共に語られる事が多く、自分ではどうしようもないと思われ、諦めてしまう方も多くいらっしゃいます。
しかし!
背骨コンディショニングをやっていると、変形から守る方法がある!と自信を持ってお勧めできる運動があります。
まずは前半にその理由・根拠、後半に実際の運動をご紹介いたします。
骨と靭帯を見ると、内側にねじれるようにズレやすい事がわかる
この図は、以前にセミナーで使用した資料です。
文字が逆さまになっていますがお気になさらずに(笑)
右斜め前を向いて口を開いているソケットのようなものが骨盤。
大腿骨頭も斜め前を向いているので、前側は広くスペースがあり、内側に捻りやすく、外側にはねじりにくい構造になっているのが分かります。
もう一つ、
こちらも同様、内側に捻ると靭帯が緩み、外側は靭帯が突っ張るのでねじりにくい構造。
つまり、油断すると股関節は内側にねじれがちになります!
股関節には少し遊びがあるので、しっかり後ろから引っ張ってくれる筋肉が働かないと、内側へ内側へ巻き込まれがちになり、ベストポジションから少しずつズレてしまいます。
ベストポジションからずれるほど、圧が一点に強くかかるようになるので、その部分に炎症が起こったり、ひどくなると変形してゆくのです。
股関節が変形するのは、ただ年のせい、ではないのです!
「女の子座り」の形は股関節がズレる?!
この膝を内側に向ける形、日常生活では「女の子座り」の形です。
この形、思いっ切り股関節を内側に捻っている上に、お尻の筋肉はストレッチされています。
このまま過ごしていると、股関節が内旋気味にズレるリスク、&お尻がストレッチされ続けて筋力が低下するリスクもありそう。
骨の形状によっては問題ない人もいるかもしれませんが、できるだけ避けた方が良いと思います。
だからお尻の筋肉が大事!
では股関節をしっかりはめ込む筋肉は?と言うと…お尻の大殿筋です!
お尻の「大殿筋」が働くことで股関節を正しい方向に引き寄せ、しっかりハメ込んでくれるのです!
さらに大殿筋は仙骨が歪まないようにを支えてくれる!
上の図を見るとわかるように、大殿筋は仙骨と大腿骨をつなぐ筋肉で「仙骨が歪まないように支える」役割もあります。
仙骨からは、股関節に繋がる神経が伸びてゆきますので、仙骨の歪みを抑えることで、股関節への神経伝導が改善され、股関節の滑液の出も良くなり、それによって骨が直接ぶつかるのを防ぐ働きも期待できます!
例え骨が変形していても、滑液が出れば骨が直接ぶつからなくなるので、炎症・痛みが軽減される訳です。
「大殿筋」トレーニングしてみましょう!
「股関節」の構造と運動について、もっと詳しく知りたいですか?
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。