by 藤井聖司
サルコペニア を知っていますか?
まだまだ聞き慣れない「サルコペニア 」という言葉。
サルコ(筋肉)ペニア(喪失・不足)という語源からもわかるように、筋肉量の減少が、加齢に伴う変化の中で最も顕著であることに世界中が注目しています。
日本でも日本サルコペニア・フレイル学会・国立長寿医療研究センターより「サルコペニア 診療ガイドライン2017年版」の改訂版が昨年発行されました。
あなたはサルコペニア です!筋肉が足りません!運動しましょう!と病院で診断されるようになる日も近いのでは、と期待しています。(細かい診断基準は実際のガイドラインをご覧ください →こちら← )
サルコペニア になると死亡リスクが↑
ある一定以上に筋肉量が減少してしまうサルコペニア 、実際にそうなってしまうと…
- 転倒
- 骨折
- 入院
- 死亡
- 歩行速度低下
- 心血管疾患による死亡
- 癌手術後の死亡
などなどのリスクが高まることがわかっています。
サルコペニアになる一番の要因は「加齢」
ではなぜこうしたリスクが高まるほど、筋肉が減少してしまうのか?
一番関連がある要因は、、、「加齢」。
どんな人も、サルコペニア になるリスクを生まれながらに持っているのです!
もちろんサルコペニア にならず、死ぬまで元気にはつらつと過ごせる方もいらっしゃいます。
前述のガイドラインではサルコペニア 発症リスクが低い人たちのデータも掲載されていますので、それも踏まえて「最新科学がお勧めする【身体が若返る方法】TOP3」をご紹介します!
第3位:若いうちに運動する
いきなり反則?!と思った方ゴメンなさい。
本当は1位と言いたいところ、すでに50歳以上の方はどうしようもないので3位とさせていただきました。
「65歳以上の高齢者1000人を対象とした研究では:20-50歳での運動習慣の存在は、有意な関連を認めた。(中略)」(前述ガイドライン「第3章サルコペニアの予防」より)
50歳までに運動習慣があるかどうかがとても大切ということ。
今困っていなくても、データがはっきりと示している事実を50歳以下の方はぜひ直視すべきです。若いうちに運動をしなければ将来寝たきりになるリスクが倍くらいになる、というイメージです。
40代の10年間は将来の寝たきりリスクを大幅に減らせるラストチャンスなのです!
新しい習慣は最初が一番大変!
背骨矯正をしていて気づくことは、身体の調子が悪く、歩けなくなるかもしれない、との実感がある方ほど熱心に運動をされるということ。
逆に若い方や少し矯正や体操をすればすぐに回復する方ほど、運動が長続きしません。
当然といえば当然ですが、20年後・30年後どのように身体が衰えてゆくのかを、多くの方ははっきりイメージできず、また、衰えはすぐには目に見えないし、運動をしても成果はすぐに現れません。
逆に目に見えて衰えを感じる頃には、かなり筋力や柔軟性、全身持久力が低下してしまっているのです。
そんな逆境をはねのけて、忙しい中、日々運動に取り組める方は本当に立派だと思いますし、きっと後々そのご褒美を必ず受け取れるだろうと思います。
新しい習慣が歯磨きと同じくらい身体に染み付くのは大変ですが、僕も体操教室・個別矯正、最近ではオンラインでのプログラムの提供を通じて、運動の習慣化のお手伝いを、今後も続けてゆきます!
今回は「若返る方法」というよりは「老けない体を作る方法」なので、TOP3に入れるにはちょっと反則でしょうか…
でも50歳以上の方も、どうかガッカリされませんように!
どんなに高齢でも、本当に若返るために成果の出ている方法はあります!
具体的に何をすれば良いのか?
第2位・第1位はまた次回お届けします!
運動を始めてみたいと思ったら…
全国の背骨スタジオでは個別指導を中心に、背骨の歪みを矯正し、見た目にも中身も身体が若返るお手伝いをしています!
一人では運動が続かない場合、何から始めて良いか分からない場合は、お近くの体操教室や個別指導など、ぜひ私たちのサポートをご活用ください!
詳しく知りたい場合は →こちら←
そして2020年に始まった「オンライン・プレミアム」はFacebookのアカウントがあればお試し500円で気軽に開始でき、運動習慣をつけるにはもってこいのプログラム!
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一度試してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※参考文献
「サルコペニア診療ガイドライン2017年版(一部改訂)」
Clinical Guidelines for Sarcopenia 2017 – Revised Edition
編集 サルコペニア診療ガイドライン作成委員会 ライフサイエンス出版